株式会社にいるのに株について知らないの? まじ? 持株会, NISA, iDeCoについて調べた
はい. ごめんなさい. 僕のことです. あなたのことではないです.
あまりにも株について知らなかったので夏休みを使って株について調べて見ました.
今回は持株会について調べて見ました. ちょこっとだけNISA, iDeCoについても触れています.
持株会ってなに?
持株会の大雑把な説明
従業員持株会
が正式名称です.
wikipediaによると
持株制度により株式を取得する組織である。持株制度とは、「金銭を拠出し会社の株式を取得する仕組み」である。 持株会の参加者は手間をかけずに少額の資金で投資ができ、会社は安定株主を形成できるというメリットがある。
とのこと.
おーざっぱにいうと, 個々人が月々一定額を拠出して弊社の株を定期購入する組織のことですね. 拠出金額に応じた株式枚数を自動で購入してくれます.
僕はP1グレードですが, 月に満額50口(5万円) をぶっこんでいます.
持株会について調べてみたので雑に図示してみた。
— しゅーぞー@ヘッドホンギークWebエンジニア (@ShuzoN__) 2018年8月19日
調べる前は奨励金による単利しかかかんないのかと思っていた。
保有数に応じて配当が株で返ってくる。配当できた株に対しても配当が行われるので複利がかかる。
保持しておいたほうが良いのはこういう理由なのね。 pic.twitter.com/9fzAHipV8u
奨励金という嬉しい仕組み
持株会には 奨励金 という仕組みがあります.
会社は安定株主を形成できるというメリットがある
と前述したように, 会社は株を多くの人に買ってほしいわけです.
なので, 会社から拠出した金額に上乗せしてくれる制度を用意しています.
これが 奨励金 ですね. 金
といっても実際には拠出金額に対する割合が設定されます.
奨励金の平均値は, 7%
程度だそうです.
弊社は30%
と平均値を大きく超えているのでとっても得です.
だって, 5万円突っ込むと +1.5万円
になるんです. 金融商品の中で+30%のリターン返すものなんてそうそうないそうです.
index投資では期待リターンは5%と言われているので破壊的な数値です.
単利と複利
金利という概念も新たに覚えました(25歳&持株会入ってるんだから知っておけよ).
利率には 単利 と 複利 というものがあります.
単利と複利は1度だけの投資においては効果が変わりません. 複数回の投資において威力を発揮します.
単利
単利で, 元本1万円, 利率が5%の場合で3回投資した場合
- 1回目: 10000*1.05 = 10500
- 2回目: 10000*1.05 = 10500
- 3回目: 10000*1.05 = 10500
計: 31500円
複利で, 元本1万円, 利率が5%の場合で3回投資した場合
- 1回目: 10000*1.05 = 10500
- 2回目: 10500*1.05 = 11025
- 3回目: 11025*1.05 = 11576.25
105001102511576.25
計: 33101.25円
複利の場合, 金利5%, 3回投資であっても1601円も利益に差が出ることがわかります.
投資は複利を狙いたいですよね.
逆に 借金 で複利がかかる場合, 負の方向に威力を発揮するので注意が必要です.
持株会は複利もかかる
持株会では複利もかかります. しかし, ここには注意が必要です.
奨励金(弊社は30%)は, 拠出した金額 に対してかかるので複利は30%では効きません.
(ちょっと自信ないので, 詳しい人教えてください)
あくまでもお金を入れた時です.
じゃどのタイミングで複利がかかるのか.
それは, 配当
のタイミングでかかります.
持株会では, 株主配当として自社株*配当金
に応じて自社株が配当されます.
自分が持っている株によって再度自社株が再投資される仕組みになっています.
つまり, 自社株を持っていれば持っているほど再投資される金額が大きくなるので, 複利がかかるわけですね.
投資している身としては嬉しいですね.
ある程度株価が下がっても大丈夫
株
と聞くと価格が低い時に買って, 高い時に売る! というイメージが強かった僕でした.
積立の文脈ではある程度は株価が下がっても大丈夫です.
積立では, 株価が下がったときは安く多く仕入れることができる
ためむしろお得に株が買える時期だったりします.
積立なので, そもそも株価が低い時だけ買う
ことはできず高いときも自動的に購入します.
持株会のポイントは, 同金額で積み立てていく
ことです.
一定金額で積立を行うので, 株価が低いときは多く, 高いときは少なく買います.
これを長く続けることで株の購入金額を平滑化することができます.
かつ, 価格が高騰したときは安く買った株が高く売れます.
なので, 我慢強く長期投資向きの買い方だということを知りました.
これを ドルコスト平均法
と呼びます. 投資初心者必見!ドルコスト平均法って万能なの?
同株式数
で積立を行うと, 価格変動をもろに受けるので購入価格の平滑化は行えません.
悲しい事実. 税金の登場
僕らは儲けたらお国にお金を払わねばなりません. そう, 税金です.
売却時について
売却時は, 元金よりも高い価格で売りたいですよね.
そのほかにも気をつけるべきことがあります.
株式による利益には20.315%の税金がかかります.
もう少し難しい計算をするようですが, 売却時は 売却益*0.20315
を税金で納めなければならない, と覚えておきましょう.
奨励金30%で儲けても, 売却益の20%は大きいです.
(奨励金は購入時に上乗せされるので売却益とは関係ないのかな? ちょっと詳しくないです)
元金割れしないために価格高騰時に売る, がやはり良いと思います.
知ってた? 奨励金には所得税がかかる
奨励金で得たお金には所得税がかかります. 資産形成できるけど, ちゃんとお国に持って行かれます. チッ
非課税で戦う方法もあるよ. お国のお墨付き
NISA
ちなみに, 今は非課税で投資することもできます.
これが最近聞くNISAですね. NISA口座で出た利益に関しては非課税になります.
20%も税金引かれないのでとても良い制度です.
NISAは2種類あり, 種類によって年間の投資可能額と非課税期間が違います.
NISAについては別の記事で書きます.
iDeCo
個人型確定拠出年金のことです. イデコと発音するらしいです.
これも国によって用意された個人向けの金融商品です.
自分で作る年金制度のことです。
と書いてありますが, 要するに
老後の金は国じゃなくて自分で積み立ててくれ と国が言っていると受け止めています.
特徴は以下.
いまいち理解できてなかった. 特徴は以下.
— しゅーぞー@ヘッドホンギークWebエンジニア (@ShuzoN__) 2018年8月19日
- 拠出時は全額が所得控除対象
- 運用利益は非課税
- 出金時に課税対象になるが控除がある
拠出金は所得控除で+-0だし, 投資信託運用益があるので税金対策+資産運用できる仕組みなのね
確かに得っちゃ得だ
拠出した全額が控除されます! 破壊的税金対策!
その代わり, 60歳までは引き出せません.
それまで生きてるのか,俺...
大切なこと 分散投資
自分はほとんど何も考えずに持株会にお金を突っ込んでいました.
調べてみると, 単一銘柄に一点がけするのはリスクが高いそうです.
会社から給料をいただいて, 自社に投資すると資産と収入がロックインするので危ないです.
これはあまり進めません(僕がアンチパターンでした).
持株会のレバレッジを受けつつ, リスクを下げるにはNISAやiDeCo,
貯金といった分散投資が必要だそうでした.
明日の100万より今日の5万円.
震災が起きたときはメガバンクや地方銀行で預金口座から10万円までは窓口で引き出せるようにしていたそうです.
資産は金融商品だけでなく, 口座に預けておく.
株大暴落に備えて債権や国債, 預金を蓄えておくことが大切だそうです.
まとめ
持株会, NISA, iDeCoについて書いてみました.
積立NISAの口座を開いて, index投資についても勉強したので別の記事で書いてみようと思います.