See the Elephant

1992生まれのプログラマが書くエンジニアブログ

アンガーマネジメント ~イライラしない方法, 怒りのマネジメント方法~

今日は毛色を変えて心理学について書いてみます.

イライラへの対処方法

  • 無意識の"すべき"を知る. あなたの常識は社会の常識じゃない
  • 何事にも期待しない. 世の中はなるようにしかならない
  • 他者は変えられない. 変えられるのは自分だけ
  • 自分の時間を生きる. イライラするときは暇な時

人は生きているとふと怒りを覚えることがある

みなさんは生きていてイライラするとき, 怒ってしまうときはあるでしょうか?

僕は, 生きているとふとした時に怒りを感じることがあります.
でも出来れば怒らずに安らかな気持ちで生きていたいと思いますよね.

僕も以前はすぐに人に怒りを覚えてしまい, イライラしてしまっていました. そして自己嫌悪していました. それがすごく嫌でした.

そんな僕でも, いくつか本を読みそのマネジメント方法を覚えた結果, 怒ることは少なくなってきました.

そんなイライラを少しだけ乗り越えた僕がアンガーマネジメント, 怒りをマネジメントする方法/イライラしない方法について書いていこうと思います.

怒りをマネジメントする方法

結論から言ってしまうと,

自分の怒りを知ること, 自分の認識を変えること

に尽きます. これしかないです.

つまり, 自分の怒りを知り, 怒りを覚えるしきい値を下げていく作業を時間をかけてやっていくのです.
最終的には, 怒りを感じない ところにまで認識を下げることが目標です.

ではどうやって自分の怒りを知るのか, そして怒らなくするために知っておくべき大切な心構えが4つあります.

  • 無意識の"すべき"を知る
  • 何事にも期待しない
  • 他者は変えれない
  • 自分の時間を生きる

これら4つについて順に話していきますね.

無意識のすべきを知る

無意識のすべき とは, 自分が無意識で〜すべきだと思っていることを指しています.

つまり, 自分の中の"常識"です.

人は自分が常識だと思っていることを守らない人に対して怒りを感じるようになっています.

列の順番を守らない, すべき仕事をしない, ルールを守らない, 言いつけを守らない...etc

思い当たる人は多いと思います.

そもそも人によって常識, 当たり前と思っていることは違います. その相違があるとイライラしてしまうんですね.

自分の中の常識, 当たり前を認識することがファーストステップです.

自分の中の常識なんて社会の1意見に過ぎません. 所詮, 思い込みです.
自分と他者の間で意見をすり合わせることで, 自分の誤解や他者との認識のズレが分かってきます. すると, イライラしていた原因も分かってくるはずです.

自分の考えを妄信せず少しずつ擦り合わせる気持ちが大切です.
自分に事情があるように, 他者には事情があるのです.

自分が先に列に並んで居たのに, 後からきたカップルが先に入店した
bad case => 先に並んでいる人が先に入店するのが当たり前. むかつく
good case => 実は整理券があるのかも? 店の人に聞いてみる. 予約制かきいてみる

期待しないこと

人や物事に期待しないことは怒りを感じなくする上で大切な要素です.

ここでの 期待しないこと は起きたことのありのままを受け入れることを意味します.

  • 後輩に仕事を頼んだのに全然進捗がない.
  • 夫に買い物を頼んだのに頼んだものと全然違うものを買ってきた.
  • 子供がいくら言ってもいうことを聞かない, 勉強しない.

これらは期待してしまっている状態です.
期待を裏切られるとググッと怒りを感じます.

だから, 最初から期待をしないことにしてしまいましょう.

期待しない と聞くととても薄情なように聞こえる人もいるかと思います.

でもそうでもないのです.

期待しないこと はありのままを受け入れることを意味します.

物事はなるようにしかならないのだから, それをありのまま受け止めるようにするのです.

自分が頼んだことや怒ったは, あくまでも"自分が望んだこと"です. 他者や起きてしまったこと, 世界を変えることはできません.

期待するよりもやってくれたこと, 起きたことそのものに感謝することや楽しむことで怒りはなくなっていきます.

仏教に, 諸行無常, 色即是空 という言葉があります.

諸行無常は, 世の中は常に形を留めず, 変化し続ける という意味です.

色即是空は, 世の中の全てのものは無である という意味です.

世界は変化するし成るようにしかならず, みる角度によって幾重にも意味づけが変わる という教えだそうです.

僕も今後は, ありのままを受け入れてしなやかに生きていきたいと思います.

旦那に卵を頼んだら10個買ってきた. ほんとは3個しかいらないのに...
bad case => このやろー. むかつく. ちゃんと買う前に聞けよ
good case => いつもは作らない卵を大量に使う料理を作ってみる. 新しいレシピを発見. 美味しい

他者は変えれない

他者は変えれません. なぜなら, 自分と他人は違う生き物であって利害も信念も違うのです.

たまたま, 同じ時代, 同じコミュニティにいるだけで別の生き物なのであきらめましょう.

アドラー心理学に, 馬を水飲み場に連れて行くとこはできるが水を飲ませることはできない という言葉があります.

人は必要がないことはしない , という意味であり利害や信念の一致がなければ人は動かないことを意味しています.

変わらない他人に怒りを覚えるのであれば, 自分がまず変わることをオススメします.
すると自ずと相手も変わってくることもあるでしょう.

子供が勉強してくれない. ゲームばっかりする. 

bad case => 勉強しないと社会から置いていかれるのになんで勉強しないんだこいつ. 叱りつける. 罰を与える. 
good case => そもそも子供は社会から置いていかれることなんて知らない. 子供と一緒に勉強する. ゲームのようなルールを決めて教えてみる.  楽しませる. 

自分の時間を生きる

ここが1番大切なエッセンスだと思います.
時間は人生そのものです(これはホリエモンのゼロの受け売り).

あなたの人生の中で, 自分を苛立たせる人に対して使う時間なんてないです.

あなたはあなたの幸せや喜びのために時間を使うものだと思います.

イライラしている時は 自分以外のことを考えている時間 だと思うんですよね.

つまり, 自分以外のことを考えてしまうくらい暇な時にイライラしてしまうでしょう.

自分の幸せのために今何ができるのか考えるほうがよっぽどあなたのためになると思います.

人の目を気にする必要も苛立つ人を気にする必要ないです.
好きなこと, 好きな人のために時間を使いましょう.

まとめ

  • 無意識の"すべき"を知る. あなたの常識は社会の常識じゃない
  • 何事にも期待しない. 世の中はなるようにしかならない
  • 他者は変えられない. 変えられるのは自分だけ
  • 自分の時間を生きる. イライラするときは暇な時