齋藤孝の速読塾―― これで頭がグングンよくなる! 読書感想
齋藤孝の速読塾―― これで頭がグングンよくなる! 読書感想
人生で初めて読んだ「速読多読」の本。
この本で1番印象的だったのは「2割読書」という考え方。
つまり「本の趣旨は2割読めばわかる」という話。
実際この本も見出しと太字だけを読めば分かるように書かれていた。
1時間もあれば読み切れるボリュームです。
書評を書くつもりで読む
書評を書くつもりで読むと深く読めるそうです。
引用ベスト3を作るといいんだとか。
この本のベスト5はこちら。増えちゃった
正直この5つ以外は読まなくてもいいレベルで大事な要旨です。
理解力とは、新たな価値を付与して、オリジナルのアイデアや提案、見方が出せる力です。
私たちが得たいのは本当にいいものだけですから、二割読んで理解できたら、残りの八割を読む余力を、ほかの4冊に振り分けて読むことができます
3つ提示しろ、と言われてから読むほうが速く読めます。というのは、ここは絶対ベスト5にさえ入ってこないだろう、という箇所がわかるからです。
1冊の本の背景には著者に影響を与えた思想や考え方、本につらなる膨大な系譜のワールドが広がっています。
誰と誰がつながっていそうだという「系譜意識」を持って「速読・多読」していくと、著者の精神の流れや主張が理解しやすくなります。
本を早く読む方法
ここからは僕の考えです。
本は要旨とその補強部分に分けれます。
大体の本において要旨は見出しか太字で書かれています。
その他は用例や補足です。
つまり、見出しと太字を読めばその本の要旨はおおよそ掴めるわけです。
そして意外と大事なのは
はじめに、おわりに、目次の順で読んでから本を読みすすめること。
はじめに と おわりに には本の軸となるエッセンスが全て書かれています。
またその応用例が書かれることが多いです。
そして「なぜこの本を書くに至ったのか」を知ることも大切です。
その意識を持てば著者が伝えたいことが分かり、それ以外を捨てることができるからですね。
ある程度本にボリューム出すために余計に多く書いてる部分はつまんないんですよ。
書き手もつまんないと思って書いてるから読まずに捨てて進めていいです。
目次読む理由は「頭の中に情報のインデックスが貼れるから」ですね。
この記事も目次見た瞬間に思い出して飛んで引用してます。
こんなふうに本の内容がぱっと思い出せるようにするための方法です。
速読多読の本というよりは読書の仕方を教えてくれる一冊
積ん読が多すぎて処理できない人は読んでみては?
僕は読むのがかなり早くなりましたね
以上