グロースハッカーはマーケティングの答え合わせができる良書だった
ペア読書で30分で読んだ。
あとがきにまとめが書いてあり、ほぼそこだけを読めば中身がわかる本だった。
とても読みやすい。
概要
この本はマーケティングに関するマインドを教えてくれる一冊であった。
小さく始め、FBから改善し、顧客が求める形に変えていく。
これがグロースハックの本質だと思う。
自分が頭の中に思い描く「マーケティング」とはなんだろう?
それに答え合わせができる1冊だった。
グロースハッカーとは
顧客獲得(マーケティング)を製品開発とともに行うエンジニア組織を指す。
グロースハッカーの目標は製品自体を数百万人の顧客にリーチする自己永続マーケティングマシンにすること そしてそのマシンを作り上げるマインドのこと
つまり、専属の人間がマーケティングを行うのではなく、製品そのものが自身をマーケティングするように製品開発を行うことである。
製品開発としての観点よりはマーケティングにかなり重きをおいた内容になっている。
「マーケティングと製品開発を切り離すな」が要旨と取れた。
印象的だったこと
グロースハックを使えばお金を使わずにマーケティングができる
とにかく小さくコンセプトのテストを始めること
全ての人のために提供するのではなく、コアなニーズに答えるもののみを提供すること
意図的に口コミを産むことによって無料の宣伝効果を利用すること
ユーザからのFBを元に積極的な改善を行うこと
効果測定とROI(費用対効果)によって効果検証されること
感想
印象的だったこと
になぞらえて書いていこうと思う。
ここからは僕の言葉で書いていく。本の要約ではないことに注意。
マーケティングにお金はいらない。これは僕自身もそう思っていたし、実践していることだった。
思っていたことの答え合わせのような本だった。
「なーんだ、今までのやり方であってたんだ」と思えた本だった。
エンジニアリング/開発ではないが、「ブログ執筆/運営を行う上で得た知識」で書いていく。
あれも一種の製品生成だからマーケティングも必要となる。
グロースハックを使えばお金を使わずにマーケティングができる
僕のブログ(このブログではない)は月25万PVを超えるようになった。
費やしたものは、10ヶ月の間で見つけた隙間時間だけだ。
そこに必要なのは、お金ではなく「如何に人に知ってもらい価値を感じてもらうか」しかない。
それらはノウハウであり、お金ではなく時間と経験によってもたらされるものであった。
一度、グーグルに評価されれば僕が手を入れずとも勝手に読まれる。
SNSも共感を生むものであれば人の手によってどんどん拡散される。
こんな風に自分の手を離れたところこで自律的に顧客を獲得していく。
これがグロースハックの目標だと思う。
とにかく小さくコンセプトのテストを始めること
これはとても大事だ。失敗が怖いなら失敗を出来るだけ小さなものにしたほうがいい。
僕はいつでも捨てられるようにweb上に別の人格を作り、ブログを作った。
必要なのは、インターネットと携帯、たまにパソコンだからいつだってやめられる。
思い立ったコンセプトは小さく初めていつだってやめればいい。
失敗しても学びが得られるだけだ。
全ての人のために提供するのではなく、コアなニーズに答えるもののみを提供すること
90%の人にフィットするものを作るのは本当に難しい。
だけど、ある限定された文脈のニーズを90%満たすのはできる。
例えば 「道玄坂 そば ランキング」
のgoogle検索ニーズは道玄坂のうまい蕎麦屋を知りたいことだ。
このニーズを90%満たすものを提供すればいい。それなら僕にもできる。
コアなニーズに深く刺さるものを提供すればいい。
意図的に口コミを産むことによって無料の宣伝効果を利用すること
発信や価値提供をしていれば自ずと自分よりも影響力がある人に出会う。
その人たちに協力してもらうことで、自分にはない人的資産で持って口コミを産むことができる。
自分をスケールできる。
ユーザからのFBを元に積極的な改善を行うこと
ユーザの声は何よりも大事だ。市場そのものだからだ。
だからユーザの声は素直に聞き入れたほうがいい。
コアコンセプトを殺さないのであれば市場の変化に耐えうるいいものになる。
効果測定とROI(費用対効果)によって効果検証されること
言われてみれば当たり前だ。
やったことの結果を数字で見る。
これを元に次の行動を変える。
当たり前だろう。でもテレビ広告や新聞ではこれができなかった。
だからこそ、web広告やPV数を見るのは市場のニーズを捉える方法としてとても優秀だ。
効果計測とユーザからのFBで持ってニーズを読み取れる。
だからこそ、これこそが1番大事なことかもしれない。
まとめ
ずらっと書いてみた。
小さく始め、FBから改善し、顧客が求める形に変えていく。
これがグロースハックの本質だと思う。
実際の行動に落とし込むとしたら、「人の役に立つこと」だったりするのかもしれない。
そんなことを思いながら読んだ。