【東南アジア1人旅】8/7 0日目 動機
深夜特急を読み、憧れた東南アジアへの旅行。
初めての1人海外旅行。
今、日本からタイに向かう空を飛びながらこれを書く。
ある一言の動機
元はといえば。
新卒1年目24歳のとき、社長にオススメの本を聞いたことが始まりだ。
僕「オススメの本は何ですか?」 社長「深夜特急だね。あの本はいいよ。僕もあの本を読んでから色んな国に行くようになった」
その言葉を聞いてすぐにkindleで購入した。
その時は冒頭を少し読んだだけで読むのを辞めてしまっていた。
なんだか気分が乗らず頭に文字が入ってこなかった。
新宿ミロードの木曜占い師
それから2年経って今年7月、なんだか仕事のやる気が出ず平日木曜に休みをもらい新宿を歩いていた。
新宿ミロードに立ち寄り、昼ごはんを食べようとしたときエレベーターから暇そうにした年配女性の占い師がちらっと見えた。
当時、占いに妙なハマり方をした僕は彼女に占ってもらった。
占いは信じるかどうかは別として、人生を盛り上げられるエンターテイメントとしてとても面白いのでオススメだ。
トンデモでスピリチュアルだけど、乗っかってみると自分だけでは出せないパワーが出せたりする。
その占い師は、何でも木曜しかいないそう。
彼女の言うことは、具体的でかなり僕の思考に近い的を得ていたので、なんとなくその言葉を信じてみることにした。
結果は、「今年は海外の運気が強い。だから色々と旅へ行ったほうがいい。」とのこと。
その一言で何故か急に深夜特急を思い出した。
26歳の渡航
深夜特急は著者の沢木が香港からロンドンまでバックパック1つで旅をしたノンフィクション小説。
約20年以上前、僕が生まれた頃の物語だ。
彼は仕事を辞め、26歳の時に香港に渡航した。
「お、僕と同じ歳だ」
なんて思いながら読んでいた。
たんなる偶然だけど、ちょっと嬉しくなった。
タイ バンコク〜マレーシア ペナン〜シンガポールを順に鉄道で南下していく。
特にペナン島はとても魅力的に描写されており、心を惹きつける。
娼婦とヒモが住む安ホテルが主な舞台となる。
彼は若き娼婦とそれをタカる陽気なヒモと仲良くなり、同じ屋根の下、溶け込むかのようにまるで青春のような時間を過ごす。
その節を読み、とても東南アジアに行ってみたくなった。
何故、東南アジアなのか
その理由は僕にもよくわからない。
OJTの故郷だったり、好きなYoutuberの居住地だったり、大学の友人の故郷だったり。
色々とこじつけはできるのだけど…
ただなんとなく数多ある国の中で1番惹かれたのがマレーシアだった。
「なんか良さそうだから行こう」
この「なんか」という感覚がひどく直感的だったので、それに素直に従ってみることにした。
住んでみたい国でもあるし、実際に見に行こうと思った。
何故1人旅なのか
深夜特急に憧れた、というと多分それもある。
が、どちらかというと
「誰も知り合いのいない異国( アウェイ)に行ったとき、僕はどこまで1人で耐えれるんだろう」
という負荷テスト的な一面がある。
1人でどこまで行けるのか試してみよう
toeic 400程度で英語力もなく言葉の殆ど通じない異国でひとりで歩くのは不安だ。
騙されるかもしれないし、病気になるかもしれない。
だけど、リスクをとって1人で出ていけるようになった時、もっと自分のことを信じられるような気がする。
死なない程度の失敗は糧になる。
金も荷物も盗られていい。
最低限、5体満足で健康で帰って来れれば良い。
それくらいの気持ちで1人旅に出てきてみた。
長くなってきた。続きはタイで書こう。